きくらげについて

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きのこは、低カロリー高たんぱく質の自然食品です。
第6の栄養素といわれている《食物繊維》や、ビタミンなどを含み、昔から体に良いとされてきました。

微生物感染症(インフルエンザなど)に効果がある。 
発ガンを予防する。
動脈硬化を防ぐとともに血圧を安定させる。 
骨粗しょう症の予防

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中華料理には欠かせないきくらげ。中国で食用にされた歴史は古く、6世紀にはきくらげの料理法が記載されていました。形が耳に似ていることから名付けられたとされています。


日本には中華料理とともに入ってきたと考えられています。
カルシウムが多いキノコ」ということは以前から知られていましたが、近年では、漢方薬としてその効果が認められています。栄養的に注目されるようになったのは最近で、鉄分が多く、特にビタミンDの宝庫であることが分ってきました。
日本人に不足しがちなビタミンB1やB2、さらに食物繊維も十分に含まれています。

 

「糖尿病」の予防・治療には食物繊維を多くとることが良いのですが、食物中では寒天についで多く含まれています。ただ、食物繊維には、鉄分など、他の栄養素を吸収して外に出してしまうという欠点もあります。ところが、きくらげにはそれらの栄養素も豊富に含まれているので、栄養分の流出を補うという点でも優れています。しかもきくらげに含まれる食物繊維は胃の中で水を吸って膨らむので、たくさん食べても満足感を得ることができ、糖尿病の原因のひとつでもある食べすぎによるカロリーの過多を防ぎ、ダイエットにも効果があります。

 

また、最近話題になっている「骨粗しょう症」ですが、ビタミンDとカルシウムの十分な摂取が骨密度増加に有効であり、骨粗しょう症予防にも効果があります。そのうちビタミンDは食物中で、きくらげが第1位、しかもきくらげには牛乳の2倍ものカルシウムが含まれています。

 

食べすぎを抑え、同時に必要な栄養素を補給するという二重効果があり、きくらげは健康食品として注目されています。

 

参考文献:「オールカラー版食品図鑑」(女子栄養大学出版部)